自家歯牙移植
同一口腔内において歯をある場所から他の場所へ移し替える処置です。
通常、保存不可能歯牙を抜歯した部位へ、機能に参加していない智歯(親知らず)を移植することが多いです。
利 点
- ◎ インプラントに比べ費用が安く済む
- ◎ 可撤性義歯やブリッジを避けることができる
欠 点
- × 外科的侵襲が2か所に加わること
- × 患者の年齢やドナー歯の形態により制限や予後が違ってくることあり
- × 移植歯は天然歯なので齲蝕・歯根破折・歯周炎のリスクを持つ
- × 歯根吸収や付着の獲得が得られない可能性がある
自家歯牙移植 症例
症例 ①
左下6の根尖病巣のある歯を抜歯し、右上8(親知らず)を移植
症例 ②
右上7の残根を抜歯し、その奥の歯8を移植
症例 ③
左下6の歯根破折歯を抜歯し、その奥の歯8を移植
症例 ④
右下7の歯根破折歯を抜歯し、その奥の歯8(水平埋伏智歯)を移植
症例 ➄
歯周病の進んだ左下の奥歯(7)を抜歯し、その奥の歯8を移植
症例 ⑥
歯周病の進んだ右下の奥歯(7)を抜歯し、その奥の歯8を移植
診断には、歯科用CTスキャナーを使用
ひぐち歯科では、精密検査用として歯科専用のCTスキャナーを使用しております。
医科用CTに比べて、被爆線量が非常に少ないこと。(あるデータによると1/35という少なさです。)
CT撮影後即座に分析ができます。大幅な時間短縮ができました。
歯科用 CTスキャナーは従来の診断機器とはまったく異なる撮影方法により、お口全体の立体画像が撮影できます。
しかも、歯の中や骨の中まで立体的に見えるので、正確な治療計画を立てることができます。
インプラント治療、歯周病治療、顎関節治療、根管治療、矯正治療、親知らずなどの埋伏歯の抜歯など、より正確で適切な治療が可能です。
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